借金にはいろいろあります

借金、借り入れと聞くとどのようなイメージを持ちますか?破産?絶対にしたくない?そのようなマイナスな、ネガティブイメージを持っている人は多いと思います。ですが、借金には、いい借金と悪い借金があります。

単純に、負債が資産を上回っているのは債務超過といいます。ですが、自分の収入以上の借り入れを行っても、それが資産になる場合もあるのです。不動産投資の借金などはその典型です。生活費や遊興費で使ってしまった場合の借金と違い、不動産投資の借金は、その後の財産になる借金です。

 

不動産投資は、基本的にローンを組んで物件を購入し、賃貸に出して家賃収入を得て、そこからローンを返済していくものです。家賃収入がローンの返済額を上回っていれば、税金を払ってもプラスになりさえすれば収益になりますし、赤字になったとしても本業と通算できるので確定申告をすれば節税になります。

 

そして、ローンを無事に家賃で払い切ることができれば、残った不動産は自分のものです。家賃収入がすべて自分のものになって、将来の年金代わりになることもあります。大きな収益は出ませんが、そこそこの利益がでる、ミドルリスクミドルリターンなのが不動産投資なのです。

 

 

不動産投資の借金イコール生命保険額?

不動産投資を行おうと考えて、物件をローンで購入する場合、団体信用生命保険に加入することが必須となります。団体信用生命保険は、もしあなたに万が一のことがあった場合に、ローンを精算してくれるものです。そのため、死亡した場合などは、残された家族にローンのない物件が残り、ご家族は引き続き、今度は支払いのない家賃収入を受け取ることができるようになります。物件のローンがなくなるので、それはすなわち、不動産投資を行って物件を購入した額と同じだけの生命保険に加入するのと同じことになるのです。つまり、不動産投資の借金は、良い借金であり、生命保険の代わりになります。

 

 

いい借金と悪い借金を見極めよう

浪費や散財で使ってしまったお金は悪い借金だと言っていいでしょう。ですが、不動産投資の借金は種類が違います。私設年金にもなり、生命保険の代わりにもなります。健康な人であれば、ローンを組めるので、不動産投資はとてもおすすめなのです。決して悪い借金ではなく、むしろ前向きに資産を形成するための、よい借金だといえるでしょう。